初めて転職する際は、いくつかの心構えが必要になる。
まず1つ目は、転職するメリットを考えることだ。前職の不満から逃げるために、漠然と転職という選択肢をチョイスしてはいないだろうか。パワハラやセクハラがあった場合は例外だが、前職の給与が少なかったという場合や残業時間を少なくしたいという抽象的な理由は、採用側にもデメリットとなりやすい。どの程度までの給与ならOKか、残業時間はどのくらい妥協できるかという所まで、具体的に分析することが重要だろう。転職理由が後ろ向きだったり抽象的であると、採用側から不満があった時に退職されてしまうかもしれないと思われる可能性が高くなる。殆どの中途採用は、即戦力として期待されるため、採用側のメリットをきちんと汲み取ることが大切だ。
2つ目は、現職の退職時期を想定しておくという点だ。具体的な転職理由が存在しても、退職時期のメドが立たないと、現職や転職先にも迷惑がかかる。特に、現職で繁忙期やプロジェクトが始まったばかりの時期は、退職交渉も難航しやすいだろう。退職交渉に時間がかかれば、転職先の入社日も明確にならない。このようなトラブルを避けるために、退職時期を前もって把握することがポイントだ。有給消化スケジュールを計画し、退職予定日を自分なりに決めておくと良いだろう。また、内定が出る時期から逆算して、面接を受けることも大切だ。スケジュールを立てて、スムーズな転職活動を行うことがマナーである。
マナーや注意点は、こちら【http://xn--m9jq9cy73rip0czcs.net】で確認するといいだろう。